美しい30代を作る食事の摂り方その5

美しい30代を作る食事の摂り方その5

老廃物を出す食材は、ねぎ・にんにく・黒豆・小豆・プルーン

 

体内にある不必要な水や老廃物などは、早めに体の外に出してしまいたいものです。

 

そのためには体を温めて血行をよくするほかに、排泄を促す食材をとるという方法もあります。

 

既に、しょうがなどは胃腸の活性化や発汗を促す食材だということを紹介していますが、そのほかの代表的な食材を挙げると、ねぎ、にんにく、黒豆、小豆、プルーンなどです。

 

ねぎやにんにくには、アリウム属野菜といわれていて、心臓の力を強くしてくれて代謝を上げてくれる働きをしてくれます。

 

また発汗、利尿も促してくれます。

 

例えば風邪で熱があるときは、病気のもととなる老廃物や血液のなかの汚れと体が闘っている状態。

 

このときにねぎ入りの味噌汁などを飲めば、体が温まって発汗が促されますから、老廃物を早く出すのを手伝ってくれるでしょう。

 

黒豆には脂肪の吸収を抑えるほか、余分な水分を出す作用があります。

 

ミネラル豊富な陽性食品の黒砂糖と一緒に煮る黒豆の黒砂糖煮は、体の水分を出し、血行を促してくれるメニューです。

 

小豆に含まれるサポニンには強力な利尿作用があり、むくみ解消のほか、排尿を促したい膀胱炎におすすめです。

 

また、血液のなかの脂肪やコレステロールを低下させる作用もあります。

 

手軽にゆで小豆やお汁粉などにして食べるといいでしょう。

 

ゆで小豆の汁を飲むだけでも効果はありますが、小豆も一緒に食べれば、繊維質をたくさんとれるので、便秘の改善にも役立ちます。

 

プルーンは腸の働きを活性化し、ミラクルフルーツという別名があるほど栄養がたっぷり。

 

ドライブターンのほうがおなじみですが、生でも作用は変わりません。

 

ちなみに風邪の熱が体にとって大事な作用であるように、鼻水やせき、たんも体内の余分な水分や老廃物を外に出そうする必要な作用です。

 

発汗や利尿を促して出すべきものを出せば、症状は治まっていくはずですから、薬で無理に止めないほうがいいことを覚えておきましょう。

 

納豆は、女性にとって欠かせない栄養食です

 

大豆製品に多く含まれているイソフラボンは、女性ホルモンによく似た働きをするということで有名です。

 

婦人科系のトラブルや、更年期障害などの悩みがある場合はもちろん、特に不調を感じていないときでも、女性にとって欠かせない栄養素であるといえるでしょう。

 

大豆を使った食品はたくさんありますが、特に和食には欠かせない食材です。

 

味噌、しょうゆ、納豆などの発酵食品、豆乳や豆腐もおなじみです。

 

おもしろいのは同じ大豆製品でも、味噌やしょうゆ、納豆は体を温める陽性食品ですが、豆乳や豆腐は体を冷やす陰性食品だということ。

 

ただ、陰性食品であっても加熱したり、陽性食品の調味料と一緒に調理したりすれば、体を温める方向に持っていくことができます。

 

毎日の料理で、工夫しながら、いろいろなメニューを楽しんでみるといいでしょう。

 

なかでも納豆は特に女性におすすめです。

 

女性ホルモンと似た働きをするイソフラボンを含む大豆製品というだけではなく、肌を若々しく、ぷるぷるに保つことが期待できるからです。

 

その役割を担うのは、納豆に含まれるムチンという成分。

 

ムチンはねばねば成分ともいわれ、細胞のなかの水分を逃さない保水力に優れています。

 

ムチンは納豆のほか、やまのいも、なめこ、おくら、もずくなどのねばねば食品にたくさん含まれています。

 

全身の血行をよくしながら、皮膚細胞を元気にし、なおかつその細胞一つ一つがたくさんの水分を保持していれば、みずみずしい肌を保てるに違いありません。

 

納豆にはそのほかにも、血栓予防に有効とされるピラジンやナットウキナーゼが含まれています。

 

高血圧や、脳卒中、心疾患などが気になる人は、より積桎的にとり入れるといいでしょう。

 

セリ科の植物は骨髄の血行をよくします

 

「疲れやすい」

 

「めまいや立ちくらみがする」

 

「体がだるい」

 

などの症状に悩む方は多いことでしょう。

 

この症状は、「貧血」が原因の可能性があるのです。

 

貧血とは、血中の赤血球や赤血球に含まれているヘモグロビンの量が少なくなっている状態のことをいいます。

 

貧血に悩む女性は多いのですが、血液のなかの鉄分不足が原因となる場合が多いようです。

 

鉄分が不足してしまうと、ヘモグロビンをつくることができなってしまいます。

 

そして、ヘモグロビンは酸素を全身に運ぶ働きをしているので、ヘモグロビンが不足してしまうと全身の酸素の量が減ってしまい、めまいや立ちくらみが起きたり、体がだるいという症状が現れるのです。

 

毎月の生理で、鉄分を出してしまう分、特に意識して鉄分をとることが、貧血の予防になります。

 

また、貧血は、血液をつくる骨髄の血行不良が原因となって起こることもあります。

 

骨髄の血行をよくするには、腹巻きや入浴、サウナ、岩盤浴などで体を温めて全身の血行をよくすることが大事です。

 

筋トレで筋肉の血行をよくすると、筋肉のついている骨にある骨髄の血行もよくなるので、ぜひ行ないましょう。

 

陽性食品を選んで、体のなかから温めることも重要です。

 

特ににんじんやセロリ、パセリといったセワ科の食材は血行を促して血をきれいにしてくれます。

 

それに加えて骨髄の血行をよくする作用があるので、貧血の改善に効果的です。

 

注意したいのは、貧血には、なんらかの病気が隠れている可能性もあることです。

 

潰瘍や痔による出血や、子宮筋腫による月経量の増加でも貧血になります。

 

再生不良性貧血という病気では、白血球や血小板の数も低下するため、ウイルス感染を招いたり、血が止まりにくくなる場合があります。

 

もちろん、いうまでもないことなのですが、もし日常生活で改善を心がけるようにしても依然として貧血の症状が治まらないというときは、病院で検査を受けることをおすすめします。

 

黒色の食べ物をとれば、顔色がよくなります

 

血行のいい体にするためには、食べ物の選びかたも大切だということは、すでにお話してきたとおりです。

 

陽性食品、陰性食品についても前述しましたが、この二つは色と性質、そしてその食べ物がとれる原産地によってもある程度の区別ができます。

 

体を温める陽性食品の多くは「赤」「濃いオレンジ」「茶」「黒」などの暖色で、硬く(水分が少ない)、北方の寒い地域が原産地の食べ物。

 

体を冷やす陰性食品の多くは、「青」「白」「緑」などの寒色で、水っぽく、そして南方の暖かい地域が原産地の食べ物です。

 

顔色が悪い人というのは、冷えによって血行が悪くなっているほか、血液そのものが少ない、貧血ということも考えられます。

 

このような人は、陽性食品のなかでも特に黒っぽい食材を積極的に食べるといいでしょう。

 

具体的には小豆、黒豆、黒ごま、のり、干しぶどう、プルーン、レバー、ほうれん草、黒砂糖などです。

 

漢方では、貧血も体の冷えからくる症状であると考えています。

 

冷えがあると全身の代謝が低いため、骨髄代謝も低く、血液がつくられにくくなるからです。

 

女性は特に生理があるため、鉄分不足からくる貧血が起きやすいという傾向があることはすでにお話ししました。

 

そこで全身の代謝を上げるために、まず体を温めることが重要です。

 

運動や入浴、腹巻きをすることなどは必須のことですが、さらには鉄分を含む食べ物をとるようにすることも心がけてみましょう。

 

先に挙げた黒っぽい食品は、鉄分が豊富に含まれています。

 

いつものご飯に、黒ごまをかけたり、小豆や黒豆を黒砂糖で煮るなどのおかずをつくるといった、ちょっとした工夫でとることができます。

 

特にプルーンは鉄分がたっぷり含まれていますから、貧血改善にはぜひとりたい食材です。

 

私のおすすめは紅茶煮。

 

ドライプルーン2〜4個に、紅茶2カップと黒砂糖適量を加えて、プルーンが柔らかくなるまで煮ます。

 

すべてが陽性食品ですし、つくりかたも簡単です。

 

ただし、同じ砂糖でも白砂糖は陰性食品なので注意してください。

 

ちなみに筋肉を鍛えると、血行もよくなるうえに体内の鉄分保有量がアップします。

 

筋トレも併せて行なえば顔色もぐんとよくなるでしょう。

 

塩分を上手にとりましょう

 

塩は白い食材ですが、体を温める陽性食品の一つです。

 

暖房器具が発達していなかった時代、北国の人たちが寒さをしのぐことができたのは塩分をたくさんとっていたからでもあります。

 

ですから、冷え性の人や低血圧の人は、しっかり塩分をとることで体を温めるようにする必要があります。

 

このとき注意してほしいことは、Na(ナトリウム)とCl(塩素)のみでできた化学塩を摂るのではなく、それにMg(マグネシウム)、Ca(カルシウム)、K(カリウム)などのミネラルがたくさん含まれている自然塩を摂ることが大切になります。

 

利尿作用があるカリウムを含む自然塩なら、むくみや血圧上昇もさほど心配いりません。

 

誰しもたくさん運動をして汗をかいたあとは、塩辛いものを「おいしい」と感じるものです。また、冷え性や低血圧の人には塩辛いものが好きだという人が多い傾向かあります。

 

これは塩分をとろうとする本能が働いているせいです。

 

運動をせずに、汗もかかなければ、それほど塩辛いものを欲しないはず。

 

体の声に耳を傾けることも大切なことです。

 

塩分は高血圧の原囚であるとされ、とりすぎないように推奨されています。

 

しかし、単純に決めつけられない面もあるでしょう。

 

確かに、塩分をたくさんとって、血圧が上がる人がいるのも事実ではあります。

 

しかし、漢方で考えると、それは体質によるものです。

 

塩分だけに注目して病気を考えるよりも、食事全体や生活習慣まで含めて、病気の予防をしていく必要があるのです。

 

食べる以外のことでも、塩分は役立ちます。

 

それは入浴のときに粗塩を100〜150g入れるだけで、温浴効果がアップするというもの。

 

粗塩は、溶けるとイオン化し、肌の上に塩類皮膜と呼ばれる膜をつくります。

 

これによって保温効果が上がるので、体が芯から温まり、湯冷めもしにくくなります。

 

かゆみの出る人以外は、粗塩風呂に入ったあとは、体を洗い流さずに出るといいでしょう。

 

食べても、お風呂に入れても体を温めてくれる塩分を、日常生活のなかに上手にとり入れて活用しましょう。