美しい30代を作る食事の摂り方その3

美しい30代を作る食事の摂り方その3

脂肪の吸収を妨げてやせ体質をつくる「高繊維食品」とは?

 

食べたものの脂肪の吸収を抑えてくれる食品があるのを、ご存じでしょうか?

 

高繊維食品と呼ばれていますが、海藻類や豆類、にんじんやれんこん、ごぼうなどの根菜類、玄米、こんにやく、しいたけなど繊維質が豊富に含まれている食品のことをいいます。

 

これらを積極的に食べることは、脂質異常症(高脂血症)を防ぐ一つの手立てになります。

 

脂質異常症は、肉類や卵といった高コレステロール食品、脂肪、アルコール、糖分のとりすぎが原因とされています。

 

栄養のとりすぎによって、脂肪などが十分に利用も燃焼もされない状態が続くと、血液中にコレステロールや中性脂肪などが増えていきます。

 

すると、だんだんと血液がドロドロの状態になり、ひどくなると脂肪分が血管内に張りついたり、血栓ができたりします。

 

さらに体が冷えて体温が低い人は、脂肪を燃焼しにくいため体に脂肪がたまりやすくなっています。

 

自覚症状がないまま進行することが多く、適切な対処をしないと血管がボロボロになってしまうのです。

 

こうした状態が続けば、動脈硬化や血栓を招いてしまいます。

 

これは、やがて狭心症や心筋梗塞などを引き起こしてしまうこともあります。

 

自覚症状がないからといって放っておくと、突然倒れたりしますから、油断は禁物です。

 

脂質異常症を防ぐには、原因となるような食品をなるべく控えることが第一です。

 

それとともに小食を心がけ、体を温めて、脂肪を燃焼させる陽性食品を積極的にとるようにしましょう。

 

また、前述の高繊維食品のほか、血液をきれいにする作用のある硫化アリルが豊富なものもあわせて食べましょう。

 

ねぎやにら、たまねぎなどがあります。

 

血液のなかの脂肪分は、サウナや入浴、運動で汗をかいたり、血行をよくして体温を上げると、燃焼しやすくなります。

 

ちなみに、このとき最初に出てくる塩辛い汗は、体内の老廃物。

 

そして、その後しばらくして出てくるサラサラの水のような汗は、体内の余分な水分です。

 

食事と運動、入浴などで積極的に体を温めながら、脂肪を上手に燃焼させていきましょう。

 

だいこんの葉で子宮を元気に

 

女性にとって、子宮のトラブルというのは悩ましいものです。

 

おりものの変化や下腹部の痛み、不正出血、重い生理痛や生理不順を経験した方は、多いのではないでしょうか。

 

これらは子宮の不調を知らせるサインであり、原因として挙げられるのは、冷え、特にお腹まわりや下半身の冷えです。

 

冷えは血行不足を招き、子宮の機能を低下させてしまいます。

 

生理とは、受精・妊娠に至らなかったとき、子宮内膜がはがれ落ちて排出されることですが、同時に汚れた血も排出されることで、体を浄化しています。

 

このときお腹や下半身が冷えて血行が悪いと、排出されるべき血液の出が悪くなってしまいます。

 

子宮の不調を感じている方は、自分のお腹を触ってみてください。

 

もしひんやりと冷たいようならば、血行が悪いといえるでしょう。

 

また、子宮筋腫や子宮内膜症などに代表される子宮の病気も、漢方では卵巣や子宮などが冷えて機能が低下することで引き起こされると考えます。

 

いずれにしても、お腹まわりや下半身を温め、血行を増加させて、子宮の機能を高めることが大切です。

 

ふだんから腹巻きをしたり、入浴や運動で体を温めることはもちろんのこと、体を温める陽性食材をとることもポイントです。

 

すでに紹介した相似理論を参考に、人間の下半身に相当する根菜類をとるのもいいでしょう(詳しくは「陽性食品を食べれば身体も引きしまります」を参考にしてください)。

 

特にごぼうは性ホルモンの分泌を促し、生理周期を整えてくれる作用があるのでぜひ食べましょう。

 

また、だいこんの葉を干した大根干葉湯をつくり、半身浴で腰まわりを温めるのもおすすめです。

 

まず、だいこんの葉(2本程度)を茶色になるまで1週間ほど陰干しします。

 

これを鍋に入れ、水3リットルと天然塩ひと握りを加え、煮汁が茶色になるまで弱火で煮詰めたら、42℃のお湯とともにたらいに注ぎます。

 

そこにお尻と腰をつけてください。

 

そのほかの部位が冷えないようにタオルで保温しておきましょう。

 

30分くらいつけていると、下半身がぽかぽかと温まります。

 

体温を1℃上げるだけで、基礎代謝が12%上がる

 

「冷えは体によくない」だから、「健康のためには体を温めたほうがよい」ということが、もうおわかりでしょうか。

 

それに加えて、「ダイエットを成功させるためにも体を温めましょう」と聞くと、がぜん体を温める気になるのではないでしょうか。

 

キーワードは「基礎代謝」です。

 

人間は、ただ横になったままで何もしない状態でいるときでも、心臓を動かして血液を送ったり、呼吸をして酸素をとり入れたりしています。

 

また、食べ物の消化もしています。

 

このような体の細胞や臓器を動かして、生命を維持するための活動が基礎代謝です。

 

大食いであまり運動をしないのにまったく太らない、いわゆる「やせの大食い」の人がいますが、それは基礎代謝が高い人といえます。

 

一般的に、基礎代謝は若いときほど活発で、加齢とともに低下していきます。

 

「若いときはよかったのに、30歳を過ぎた頃から少し食べただけでも太って、おまけにやせにくくなった」

 

という方がいらっしゃいますが、これは、基礎代謝が低下してきたからです。

 

ところで、私たちの体の代謝は、基礎代謝のほかにも二つあります。

 

毎日の暮らしのなかで立ったり、座ったりといった家事や運動をして消費する生活活動代謝と、食事などで物を食べたときに起こる食事誘導性熱代謝です。

 

基礎代謝が代謝全体の60〜70%なのに対して、生活活動代謝は20〜30%、食事誘導性熱代謝は約10%ですから、ほとんどのエネルギーは基礎代謝で消費されているといっても過言ではありません。

 

つまり、それくらい基礎代謝とダイエットは関係があるのです。

 

この基礎代謝を下げる原因は、加齢だけではありません。

 

体の冷えによって、全身の血行が悪くなることも原因となります。

 

体の外に水分が排出されにくくなるため、むくみやすくなってさらに体が冷えれば、ますます基礎代謝が下がるという悪循環に陥ります。

 

実は、体温が1℃下がると、基礎代謝は12%下がることがわかっています。

 

ということは体温が低い人は、高い人に比べて太りやすいということ。

 

逆をいえば、体温を1℃上げれば、何も運動しなくても、代謝12%を上げられるのです。

 

筋肉を増やして体温も基礎代謝も上げましょう

 

冷えによって血行が悪くなるから代謝が落ちるといいましたが、もう少し詳しくそのメカニズムをお話ししながら、代謝を上げる方法にも触れていきましょう。

 

ここでキーワードとなるのは、「ミトコンドリア」です。

 

ミトコンドリアは筋肉緇胞のなかにある小さな器官で、血液が細胞に運んできた糖分や脂肪などを燃やしてエネルギーをつくり出します。

 

ミトコンドリアが多ければ多いほど、そして活発に働けば働くほど、糖分や脂肪をどんどん燃やしますから、代謝もアップします。

 

体が冷えると、ミトコンドリアはあまり働かなくなります。

 

体温の低下で血行が悪くなると、細胞に酸素や糖分、脂肪が届かなくなり、ミトコンドリアが活動しにくくなるからです。

 

その状態が続くとミトコンドリアの数も減っていき、体内に蓄積された糖分や脂肪も燃えづらくなって、糖尿病や脂質異常症などへとつながる可能性があります。

 

単に、ダイエットがうまくいかないだけでなく、病気の原因にもなりうるのです。

 

では、どうしたらミトコンドリアを活発に働かせられるのでしょうか。

 

ミトコンドリアは筋肉を動かすと、数が増えます。

 

ですから、筋肉を刺激すればミトコンドリアは増え、筋肉が増えれば、さらにふえることになります。

 

さらに、いったんミトコンドリアが増えれば、運動をしていないときでも、どんどん糖分や脂肪を燃焼させるので、基礎代謝もアップして、やせやすい体へとなっていきます。

 

また、筋肉のなかのミトコンドリアは糖分や脂肪を燃やすとき、同時に「熱」もつくり出します。

 

つまり体全体が温まるのです。

 

体にはさまざまな酵素があり圭すが、体温が37℃くらいのときに一番よく働くことがわかっています。

 

体温が上がれば、酵素も働いて、さらなる代謝アップも期待できるのです。

 

このように筋トレで筋肉を増やしたり、刺激するのがおすすめなのですが、腹巻きや入浴で体温を上げるだけでも充分に効果はあります。

 

それにプラスしてウォーキングやジョギングなどの運動で、血行をよくしながら体温を上げていくのもいいでしょう。

 

自分の体温はどのくらいだろう、そこから1℃上げてみようか、と心がけることが代謝アップへ、そしてダイエットの成功へとつながっていきます。