美しい30代を作る食事の摂り方その2

美しい30代を作る食事の摂り方その2

毎日、味噌汁を飲むと、美人になれる理由

 

わが家では、味噌汁を毎日飲むようにしています。

 

味噌は体を温める効果があるとともに、アミノ酸をバランスよく含む発酵食品で、健康にいい食材だからです。

 

味噌汁の具材も、体を温める食材を選ぶようにしています。

 

例えば大根やれんこんなどの根菜類、ビタミン豊富な小松菜やほうれん草、わかめなどの海藻類に、ねぎやすりおろしたしようがをたっぷり入れることもあります。

 

漢方の考えかたでは、食品には体を温める陽性食品と、体を冷やす陰性食品があります。

 

陰性食品は、体を冷やすのでできるだけ避けたい食品なのですが、食べかたしだいで陽性食品に近づけることができます。

 

例えば豆腐や夏野菜は生食では陰性食品ですが、加熱すると体を冷やす作用を軽減することができます。

 

味噌は陽性食品です。

 

そこで、陰性食品を陽性食品の味噌と一緒に料理すると体を温める方向に持っていくことができます。

 

ですから、定番である豆腐の味噌汁は体を冷やさない工夫がされた、とても理にかなったメニューといえるでしょう。

 

ねぎやしょうがは、発汗や利尿作用があるほか、血液の流れをよくし、冷えを改善する食材です。

 

いつもの味噌汁にぜひ加えてみてください。

 

日本人は、豆や魚から良質のタンパク質をとり、穀物や野菜、味噌をはじめとする発酵食品を中心に食べてき圭したが、近年は食の欧米化が進んでいます。

 

欧米の食事は脂身の多い肉や乳製品、白いパンなど体を冷やす陰性食品が多いのが特徴です。

 

食の欧米化こそが日本人に冷え性が増えてきた原因と考えられます。

 

味噌汁は和食の代表的な料理ですが、このような日本人が昔から食べてきた伝統的な和食は、体を温め、健康にしてくれる料理といえます。

 

特に睡眠中に体温が下がる夜は、熱を加えた食事で体を温めておきたい時間帯です。

 

冷え解消につなげるためにも、食材を吟味した味噌汁を、ぜひ毎日、とりましょう。

 

運動不足の現代人は、1日2食で充分です

 

「1日3食の人は栄養をとりすぎている」

 

というと、驚く方がいらっしゃるかもしれません。

 

実は、健康のために「体にいい食材を選んで食べる」ことも大事ですが、日常的な食べすぎを自覚して、見直すことは現代人にとってかなり重要なことです。

 

その理由は、現代人が運動不足だからです。

 

昔は、車やバス、電車などの移動手段が発達してい圭せんでしたから、どこかに出かけるとなると、往復何キロもの距離を歩くのが日常的でした。

 

上水道が整備されていない時代には、井戸から水を汲んで運んでいましたし、洗濯や掃除もすべて手作業でしたから、毎日の運動量はかなりのものだったでしょう。

 

しかし現代では、移動手段は発達し、上水道は整備され、洗濯機や掃除機などの生活家電も普及しています。

 

つまりふつうに生活しているだけでは、体を使う場面が減り、運動不足になっていることは間違いないのです。

 

さらに今は栄養学も発達して、どの栄養素がどのくらい必要かということがわかってきました。

 

1日に必要なアミノ酸はこれとこれで、分量はこのぐらいが必要、カルシウム、鉄分、ビタミンはこれだけ必要などと、栄養指導や食事指導がなされることもあります。

 

しかしそれは、栄養学による分析に基づいた理論上の話です。

 

成長期の子どもについていえば、骨や筋肉をつくったりするために、栄養をしっかりとる必要があるでしょう。

 

しかし、いったん体がっくり上げられた大人の場合、それを維持するだけの栄養をとればいいのです。

 

運動量の多いスポーツ選手は別ですが、それほどの運動量をこなしておらず、ふだんの生活でも体をあまり使わない現代人にとっては、栄養学が推奨する1日の栄養は多すぎるといってもいいでしょう。

 

消費カロリーが少ない現代人が、1日3回、高タンパク・高脂肪の食事をとれば、カロリー過多になります。

 

食べすぎれば、消化のために胃腸に血液が集まるため、老廃物を捨てる臓器である腎臓や大腸への血行が減ります。

 

すると、体のなかに老廃物がたまりやすくなります。

 

また、胃腸に血液が集まれば、手足などの末端に血液が行き渡らず、体を冷やす原因にもなるでしょう。

 

食べすぎが病気を招くこともあります

 

食べすぎると、血液のなかの栄養素が過剰になります。

 

過剰な栄養素でドロドロになった血液は、末梢の毛細血管の流れを悪くし、艇血の原因になります。

 

欟血とは、漢方医学での考えかたですが、ひと言でいえば血行の悪い状態です。

 

また、老廃物を回収できずに血液が汚れてしまうことから、嵜血は「汚血」であるともいえます。

 

食べすぎは免疫力を落とす原因でもありますが、これは寤血とも関係があります。

 

なぜかというと、寤血によって免疫に関わる白血球の働きが悪くなるからです。

 

本来白血球は、体のなかにたまった老廃物や侵入してきた病原菌やがん細胞を見つけて処理します。

 

しかし、過剰な栄養素を処理するのに忙しくなると、本来の働きができなくなってしまいます。

 

つまり、食べすぎによって免疫が落ち、病気にかかりやすくなる場合もあるのです。

 

食ぺすぎが免疫力を低下させることは、ネズミの実験でも明らかになっています。

 

好きなだけ食べさせて太ったネズミと、二日おきに断食させてやせたネズミを比較した実験です。

 

それによると、やせたネズミは太ったネズミの2倍長生きしたり、太ったネズミはやせたネズミの5倍もがんになりやすいという結果が出ました。

 

また、両方のネズミに放射線をかけると、太ったネズミはすぐに発がんしますが、やせたネズミは太ったネズミの10倍の放射線をかけてもなかなか発がんしなかったのです。

 

体のかゆみや湿疹、肌荒れなどの皮膚トラブルで悩む方もいらっしやいますが、実は体内の栄養や老廃物、水分が余っていることが原因の場合もあります。

 

血行が悪いことによって体内に残ってしまった老廃物や余分な水分などを、皮膚からも外に排出しようとするので、トラブルが出ていると考えられるのです。

 

皮膚トラブルへの対症療法的な外用薬を、一時的に使用することは避けられないとしても、それに頼っていては繰り返し発症してしまうかもしれません。

 

そこで再発を防ぐには生活の見直しも必要となります。

 

食べすぎや水の飲みすぎに注意し、運動をして血行をよくするなど、根本から改善することが大切です。

 

これらのことを考え合わせると、現代人は食べすぎであり、健康になるためには食べすぎを防ぐこと、つまり1日2食でいいといえるでしょう。

 

いくら体にいい食材でも食べすぎては意味がありません。

 

もしかして今の自分の食べる量が多いのではないかと、見直すことから始めてみてはいかがでしょうか。

 

二重あご、お腹がぽっこりの人は、「水毒」状態です

 

二重あごや下腹部がぽっこりと出た、いわゆるぽっちゃり体型は、体のなかにたまった余分な水が原因であることが少なくありません。

 

水のとりすぎが水太りの原因になることは、すでに述べました。

 

特に漢方医学では、余分な水分が体にたまっていることを「水毒」と呼びます。

 

植物に水を与えすぎれば根腐れを起こすように、人間の体にとっても、水分のとりすぎはさまざまな害を及ぼすのです。

 

ここで、あなたの体に余分な水分がたまっているかどうかをチェックしてみましょう。

 

 

  • 二重あごだ。
  • 下腹部がぽっこり出ている。
  • 胃下垂で食が細い。
  • 下まぶたが下がり気味だ。
  • 色白でぽっちゃりしている。
  • 舌がぼてっとしていて、舌の辺縁に歯形がついている。
  • お腹を軽くたたくと、ポチャポチャと音がする。
  • 下半身が太り気味、あるいは大根足だ。
  • 下半身の冷えを感じている。
  • 涙・くしゃみ・鼻水が多い。
  • 汗っかきで、寝汗が多い。
  • おしっこが近い。
  • 下痢をしやすい。
  • 水分をとってもとってものどが渇く。
  • むくみやすい。

 

 

当てはまるチェックの項目が多いほど、体に余分な水分がたまっている可能性が高くなります。

 

では実際に水毒になると、どのような症状が出るのでしょうか。

 

肩こり、頭痛、めまい、耳鳴り、ふわ1つとした感じ、動悸、息切れ、息苦しさ、不安、不眠、イライラなどの不定秋訴や、多汗、便秘・下痢、頻尿・乏尿(排尿の回数が多い)といった症状が出ます。

 

さらに水毒が招く病気として、うつ病やパニック障害、自律神経失調症、鼻炎、結膜炎、アトピー、湿疹、ぜんそくなどのアレルギー疾患。

 

てんかんは漢方では「水てんかん」といわれていますが、水毒が原因と考えられています。

 

リウマチや膠原病などの自己免疫性疾患や、卵巣のう腫など漿液という水分がたまる病気も、水毒が原因と考えられます。

 

そのほかに、水虫は汗をかきやすく、湿気の多い部位に発生しますが、水分の多い人がなりやすい傾向があります。

 

余分な水はどこへ行くの?

 

体に余分な水分がたまって、水毒になるといいましたが、そもそも余分な水分は体のどこにあるのでしょうか。

 

それは細胞と細胞の間です。

 

私たちの体には約60兆個の細胞がありますが、その中身はほとんど水分です。

 

ただし、細胞は必要なぶんしか水分をとり込みません。

 

そのため余った水分は、細胞と細胞の間にたまってしまうのです。

 

涙をためておく涙のうのなかに水が多ければ、涙が出やすくなりますし、副鼻腔に余分な水がたまっていれば、風邪でもないのにくしゃみや鼻水が出やすくなります。

 

内耳のむくみはめまいや耳鳴りを引き起こします。

 

血液やリンパ液の水分が多くなれば、高血圧、頭痛、動悸、息切れ、イライラ、不眠、めまい、耳鳴りなどの原因になります。

 

胃袋に水がた圭れば胃下垂になったり、胃液が多くなって逆流性食道炎の原因にもなります。

 

腸内の水が多いと軟便や下痢に、また、水が多いことで腸が冷やされれば腸の働きが悪くなり、便秘になるのです。

 

なかでも、ぽっちゃり体型で、二の腕や太ももの皮膚がぷよぷよした感触がある場合は、細胞と細胞の間に水がたまっている証拠です。

 

皮膚がぼこぼこして見える「セルライト」を気にする方は多いですが、これは栄養過剰で脂肪が蓄積されて、パンパンになった脂肪細胞と脂肪細胞の間に余分な水がたまっている状態。

 

ぶどうの房にたとえると、ぶどうの粒が脂肪細胞で、粒と粒の間に水がたまって粒が押し広げられているような感じで、この上に皮膚がのっているのでぼこぼこして見えるのです。

 

また、水を飲んでも飲んでものどが渇くのは、まさしく水毒。

 

のどが渇くから水分が足りないかと思いきや、そうではありません。

 

体内の水分バランスが崩れている状態です。

 

水を必要としている細胞内で水が不足しているのに、実際には胃袋や腸内、皮下の細胞と細胞の間には水がたまっているのです。

 

このような場合は、のどが渇いていても水を飲まず、運動や入浴、サウナなどで発汗することが必要になります。

 

発汗によって血液のなかの水分が排出されて、一時的に血液濃度が高くなれば、細胞と細胞の間にたまっている水分を血管内に吸い上げてくれます。

 

しだいに細胞内に水分が入っていき、のどの渇きも治まるでしょう。

 

血行をよくして水分を吸い上げるストレッチ

 

余分な水分をとり除くには、血液やリンパ液の流れをよくすることと、筋肉を動かすことがポイントです。

 

腹巻きや入浴などで体を温めて血行をよくするほか、筋肉をつけて発熱しやすい体にすること、さらにその筋肉を動かして、筋肉のポンプ機能を働かせ、細胞と細胞の間の水を吸い上げていくことが重要です。

 

特に起床後は筋肉や関節をほぐしたり、体を伸ばしたりストレッチをして、体を目覚めさせることが大切です。

 

1日のうちで、朝の3〜5時は体温が低くなる時間。

 

起きたときに硬くなっている筋肉を動かし、血行を促して体のスイッチを入れると体も温まりやすくなります。

 

私自身も、起床後にストレッチをしています。

 

あぐらをかく体勢で、両手でつま先を持って左右の足裏をつけ、両膝をゆらゆらとゆすって股関節を動かします。

 

次に、息を吐きながらゆっくり上半身を前に倒します。

 

これだけでも、体が目覚めていくのがわかります。

 

朝は関節が硬くなって、体も縮こまっています。

 

大きく深呼吸して胸を開いたり、片手を上げて反対側に倒して脇を伸ばしたり、自分なりのストレッチで体をほぐしてみましょう。

 

ラジオ体操も、左右のバランスがとれた動きでおすすめです。

 

また、運動や入浴、サウナのあとではすぐに水分をとらず、30分ほど待ってみてください。

 

体が熱いと冷たい水を一気に飲みたくなって、必要以上にとってしまうことがあるので、まず体の熱さを冷ますことが大切です。

 

その間に、体内の水分バランスが整って、体のなかにたまった水分が使われると、意外にものどが渇かない状態になること
があります。