美しい30代を作る食事の摂り方その1

美しい30代を作る食事の摂り方その1

不調を感じたら、朝ご飯は抜きましょう

 

0代の半ば頃、私は体の不調に悩まされていました。めまいやむくみに加え、生理も止まってしまったのです。

 

日々の激務が原因となっていたということもあったと思い圭すが、いつも薄着で入浴はシャワーのみ、冷たい飲み物や体を冷やす食べ物をどんどん食べるという生活をしていました。

 

そうした生活を心配した、医師の助言もあって、あるときから体を温める生活に切り替えることにしました。

 

食事も改善したところ、なんとなくだるい、常に疲れているという状態や、それまでの不調が解消され、とても元気になったのです。

 

また、全身のむくみもとれて、肌もキレイになり、体もみるみるスリムになりました。

 

それ以来、私は朝食をとりません。

 

正確には、しょうが入りのにんじんりんごジュースを飲むだけにしたのです。

 

朝食を抜くと、一日もたないのでは、と疑問に思われるかもしれませんが、問題ありません。

 

全身の細胞は糖分をエネルギーにして生きているので、糖分を補っておけば大丈夫なのです。

 

低血糖による発作というのがありますが、これは糖分が不足すると細胞がきちんと活動できず、手足の震えや動悸が起きる状態です。

 

つまり、体を維持するためには、それほど糖分が必要だということ。

 

しかし、低タンパク発作や低脂肪発作はありません。

 

このことから考えても、必要な栄養素の優先順位というものがわかります。

 

朝食を抜くことが体調の改善につながるというのは、私自身が実感していることですが、これにはちやんとした理由があります。

 

消化吸収にエネルギーを使わないため、朝の排泄活動がしっかり行なわれ、老廃物や余分な水分を体の外に出すことができるからです。

 

逆に朝食をとると、消化吸収のために胃腸に血液が集まり、ほかの部分に血液が回らず冷えの原因になることも。

 

いままで朝食をとっていた人は、急に食生活を変えると不安があるかもしれません。

 

しかし、もし不調を感じたり、外食をして食べすぎたと感じたら、朝食を抜いてみる。

 

あるいは、朝食がわりににんじんりんごジュースやしようが紅茶を飲むことから始めてみるといいでしょう。

 

これらは消化吸収にさほど予渟ルギーを使いませんし、飲めば、体が温まり、さらに排泄が促されます。

 

にんじんりんごジュースのつくりかたは、美人を作るお手軽レシピを参照してください。

 

人は、食べたものと同じ形になっていきます

 

東洋医学には、「食は血となり、血は肉となる」という言葉があります。

 

肉とは器官のこと。

 

つまり、自分の食べたものが自分自身の体をつくっていくということです。

 

私たちの体は、約60兆個もの細胞からつくられていますが、食べたものがどのようにしてその小さな細胞の一つ一つに行き渡っているのでしょうか。

 

食事をして、胃のなかに食物が入ると、胃腸が消化を始めます。

 

胃や十二指腸で夕ンパク質や炭水化物、脂肪などが分解され、小腸ではさらに細かく分解された栄養素が吸収され、血液のなかに入っていきます。

 

そして血液が栄養素を運びながら全身をかけめぐり、細胞の一つ一つにそれらを送り届けているのです。

 

もう一つ東洋医学での重要な考え方に、「相似理論」というものがあります。

 

これは、「人間は食べたものと同じ形になる」という考えかたです。

 

例えば、白くてふわふわした食べ物というと、どのようなものを思い浮かべるでしょう。

 

白いパン、うどん、豆腐、生クリームとスポンジでできたケーキ、マヨネーズなどではありませんか?

 

実は、これらは漢方でいうところの「陰性食品」。

 

陰性食品とは、体を冷やし、基礎代謝を下げてしまう食品で、水っぽいものが多いのが特徴です。

 

この陰性食品を好んで食べる人は、体が冷えやすい傾向にあります。

 

体が冷えると血流が悪くなって、余分な水分を十分に排泄させることができません。

 

次第にむくみやすくなり、白くてぽちゃぽちやした「水太り」体型へとなっていきます。

 

これが、「食べたものと同じ形になる」という理由です。

 

相似理論で考えるならば、むくみが気になる人は陰性食品を避け、体内の水出しにとり組むことが大切になるでしょう。

 

もちろん、相似理論を健康や美肌になるためにプラスに利用することもできます。

 

陰性食品とは逆の、陽性食品を積極的に食べることで、引き締まった太りにくい体へと導くというものです。

 

陽性食品については後述する「陽性食品を食べれば身体も引きしまります」で詳しくお話しします。

 

「1日2リットルの水を飲む」と下半身から太っていきます

 

ここで問題なのは2リットルという量そのものではなく、「なるべく水を多くとらなければいけない」

 

と自分に課していることです。

 

最初にお話ししておきましょう。

 

適正な水分量というのは、ひとりひとりによって違います。

 

その人の体調や体温、運動量、その日の気温や湿度によっても変わるからです。

 

それなのに、「なるべく水を多くとらなければ」と、のどが渇いてもいないのに飲み続けていたらどうなるでしょうか。

 

起床後や入浴の前後、エクササイズのあとに必ず水を飲むと決めていたり、1日に飲むべき量を決めている人もいますが、体調などを無視して飲めば、必要以上に水分をとってしまいかねません。

 

では、なぜ水を飲みすぎるとよくないのでしょう。

 

実は、飲みすぎると「水太り」を招くおそれがあるのです。

 

水分を多くとっている人のなかには、それによって代謝が上がり、便や老廃物を洗い流してくれるからやせられると考える大もいます。

 

でも、実際にはそうではありません。

 

水には体を冷やす性質があります。

 

冷たいプールや海で泳いだり、雨に濡れたりすると体が冷えますし、お風呂上がりに体をちゃんと拭かないと、湯冷めしてしまうのがその例です。

 

体のなかも、その性質は変わりません。

 

つまり、水をたくさん飲むと、体のなかが冷えて、体温が下がってしまうのです。

 

体は、冷えてくると熱を逃さないように血管を縮めますので、血行が悪くなります。

 

腎臓の血行が悪くなると、機能が低下して水分の排出ができなくなり、さらに水が体内にたまります。

 

そのせいでまた体が冷えるという悪循環に陥るのです。

 

 これでは代謝が上がって老廃物を出すどころか、どんどんため込んでしまいますから、やせられるわけがありません。

 

「水を飲んでも太る」というのは、こういうことなのです。

 

特に女性は男性に比べて筋肉量が少ないので、もともと体が冷えやすく、代謝も低くて低体温になりやすいのです。

 

つまり、どうしても体に水がたまりやすいのです。

 

そこへ多くの水分をとれば、余分な水分は重力で下半身に集まります。

 

筋肉量が少ないですから、下半身にた裏った水分を筋肉のポンプ機能で押し上げることができず、その結果、下半身太りを招いてしまうのです。

 

「温かい飲み物なら、たくさん飲んでも大丈夫」

 

と考える人もいますが、飲みすぎれば腎臓に負担がかかります。

 

腎臓が正常に働かなければ、当然、尿の出も悪くなるでしょう。

 

「トイレに何度も行って尿で出しているから、たくさん飲んでもいい」

 

と考える人もいますが、1日に10回以上トイレに行く頻尿の人は、1回の排泄量が少ないことが多く、思ったよりも水分を出していない場合もあります。

 

たくさん飲んだからといって、その分たくさん排出されているとは限らないのです。

 

女性の下半身太りは見た目以上に問題があります

 

水分過多による下半身太りの弊害は、見た目だけにとどまりません。

 

いわば下半身が水にどっぷり浸かっている状態ですが、これが女性にとってあまりよくないのです。

 

まず、不妊の原因になる可能性があります。

 

子宮や卵巣といった生殖器は、下半身にある臓器です。

 

これらが水に浸かっている状態では、冷えやすく、血行も悪くなり圭すから、子宮や卵巣の働きが低下する可能性が高くなるでしょう。

 

また、生理痛やPMS(月経前症候群)も、下半身の冷えが原因となる場合が多いですし、更年期障害にも関係があります。

 

更年期は、子宮と卵巣が役目を終える閉経期のことですが、若いころにフル稼働していたときに比べると子宮や卵巣の血行が悪くなります。

 

毎月の生理があるうちは、大量の血液が巡っていますが、閉経前後になるとその流れが減少するためです。

 

そこでさらに下半身が冷えて血行が悪くなると、上半身にばかり血液が集まってくるようになります。

 

その結果として、上半身ののぼせ、ほてり、イライラや不安などの症状が出て、更年期障害となるのです。

 

女性ホルモンの減少だけが原因ではなく、水分のとりすぎが下半身の冷え、血行不良につながり、症状を強めてしまうこともあるのです。

 

また、便秘解消のために水をたくさん飲む人がいますが、女性の場合はかえって便秘になる可能性もあります。

 

下半身が冷えやすいため、お腹を冷やしてしまって腸の働きが悪くなってしまうのです。

 

下痢になる場合もありますが、これは冷えた体を温めるために余分な水分を排出しようとするメカニズムが働くためです。

 

余分な水分をとらないようにしましょう

 

下半身太りを解消するには、余分な水分をとらないことが第一です。

 

では、いつ水分補給したらよいのでしょうか。それは、自分自身がよく知っています。

 

どういうことかというと、

 

「のどが渇いたら飲む」

 

でいいのです。

 

汗や尿でしっかり水分を出してから、補給するのは問題ありません。

 

ただし汗をたくさんかいてものどが渇いていないのなら、無理に水分をとる必要はありません。

 

なぜなら、のどが渇いていないのは、体のなかにまだ水分が足りているというサインだからです。

 

ここが余分な水分をとらないためのポイントです。

 

汗の成分は血液のなかの水分と塩分、そして老廃物です。

 

汗をたくさんかくと、血液のなかの水分が少なくなりますから、一時的に血液濃度が高くなります。

 

そこで、体はあちこちにたまっている余分な水分を血管のなかに引き上げて、血液濃度を元に戻そうとします。

 

もしここで水を飲んでしまえば、余分な水分を血管に引き上げることをやめてしまいます。

 

ですから無理に水分をとらないようにし、体が本来持っている調整機能に任せるほうがいいのです。

 

私たちの体にある腎臓や皮膚は、尿の量や汗を調節して、排泄される水分量を調整しています。

 

血液のなかの水分量が少なくなれば、脳が感知して「そろそろ水を飲みなさい」と信号を送ります。

 

そのときに体の声に耳を傾けるようにして、のどが渇いたぶんだけ水分をとる、というのがベストでしょう。

 

また、下半身のむくみ解消には、下半身の血行をよくすることが必須です。

 

腹巻きを身につけたり、半身浴や足浴で温めたりするほか、スクワットなどの運動で下半身の筋肉を鍛えることが大切です。

 

特に、筋肉にはポンプのような役割があります。

 

筋肉を動かすことで静脈やリンパ管をポンピングして、細胞と細胞の間にたまった水分を吸い上げてくれます。

 

血液やリンパ液の流れがよくなれば、下半身にたまった水分はとり除かれていくでしょう。